今回訪ねたのは、2007年、すたじお緑茶より発売された『片恋いの月』の舞台です。
まずは、ゲームの紹介から。
200年の歴史をもつ古都・十六夜市を舞台にした、コメディ色強い学園モノADV。
主人公・晴彦が副部長をつとめる所属する民俗風俗研究部(民研部)は、十六夜市に伝わる「時」にまつわる現象の調査を始めたが、
学園祭も間近になったある日、その「時」の暴走に巻き込まれてしまう・・・・
本作の見どころは、
☆アクティブADV
年々演出が進化しているADVですが、その中でも本作は、一際異彩を放っています。
とにかく良く動く。加えて、ワイド画面をフルに活用しているので、キャラの動きがのびのびしていて、
物語前半のドタバタコメディにぴったりでした。プログラマさん、G.J!
☆バイキングの末裔?・八島杏奈
超一押しです。あくまで個人的にですが。
愛らしい外見でころころ懐かれてきて、さらに木村あやかさんの声が加わって・・・本当に脳が溶けるかと思いましたよ。
予約特典の「杏奈ちゃん☆にお願いっ!!」を手に入れるためだけに、もう一度買いなおしたのも、今では良い思い出です。
(こっちの特典の方もボリュームがあってオススメです)
ストーリの方は、エロゲ的展開?が多いですが、終盤は香津美がしっかりと締めてくれます。
個性的な登場人物も多く、賑やかなで想い出に残る作品でした。
感想はこの程度にして、早速、本作品の舞台の紹介です。
OHP内の『緑茶ブログ』の情報に基づき、いろいろ調べてみると、どうやら真壁町(現在の茨城県・桜川市)、
筑波山がモデルになっているようなので、急遽行くことになりました。
今回の訪問地は、桜川土浦自転車道(通称:つくばりんりんロード)沿いにあるので、
岩瀬から土浦まで自転車で移動することにしました。
折りたたみ自転車を持って、またいつものごとく始発電車で出発です!!
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電車で2時間半。ようやく岩瀬駅に到着。
駅の出口の反対側に渡り、つくばりんりんロードの出発点(終点?)から、南へ真壁に向かいます。
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岩瀬駅から約10km。真壁休憩所に到着。
元が鉄道だったため、道は平坦でトイレなども整備されていて、実に快適な移動でした。
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まずは、主人公・晴彦の自宅前です。残念ながら、コロの出迎えはありませんでした...
モデルは、文化財の一つ「土生都家住宅 高麗門」
真壁には、このような立派な門がたくさんありますが、この門の特徴は扉の上の梁にある丸太。
このようなワンポイントの意匠って、人の記憶に残るんですよね。
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続いて、香津美の自宅前です。
モデルは、多分「猪瀬家住宅 薬医門」だと思われます。
“多分”としたのは、似たような雰囲気の門が他にもいくつかあるためです。
ここでは、真壁の中でも代表する猪瀬家の門をモデルとしてあげてみました。
(あと、香津美の名字が「初瀬」なので...考えすぎ?)
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次は、駄菓子屋前。
モデルは、「潮田家住宅」(通称「鶴屋」)だと思われます。
アレンジされていて判断に迷うところですが、窓の形状や街灯の位置などからここかと。
やはりこの場所も、真壁の町並みの代表的なスポットの一つです。
早朝だったため、まだ開いていませんでした。
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次は、通学路・香津美との待ち合わせ場所ですね。
モデルは、上の「潮田家住宅」を反対側から見たところです。
こちらは、ほぼ実物そのまま。
もう少し天気が良ければなぁ。
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最後は、旧真壁郵便局前。
物語の中でも、重要な事件が発生する場所ですね。
残念ながら、付近には歯車は見当たりませんでした...
郵便局としての役目は終え、現在は真壁のまちづくりを紹介する拠点として再利用されているようです。
残されたものに価値を見出していく真壁町の姿勢を体感して、
単純に新しいものを作ることがまちづくりではないのだなぁ、と思いました。
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さて、真壁での調査を終え、続いて筑波山へ向かいます。
真壁休憩所から筑波休憩所までの距離は、10kmちょっと。
昼食を取りつつ、南下します。
ちなみに、つくばりんりんロードは、真壁町酒寄付近で、いったん途切れる為、注意が必要です。
かくいう私も見失ってしまい、一時農道に迷い込んでしまいました^^
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さて、目指すは筑波山神社ですが...
休憩所からだと、赤い鳥居がやっと見える程度。
距離的には3km強ですが、多分、自転車で行くようなところではありません。
車がひっきりなしに走る道をひたすら登ること30分...
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何とか、筑波山神社の入口に到着。
ほぼ実物どおり。夏なら樹木の緑も良い感じになって良い絵が撮れると思います。
ただ、神社周辺は、極度に観光地化していて、興をそがれる風景もちらほら...
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そして、いよいよ拝殿へ。
こちらも、ほぼ実物どおり。こころなしか、他の背景に比べて力が入っているような気がします^^
巫女さんにも会えて、心もリフレッシュ!!
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筑波山を下り、再びりんりんロードにのります。
咲き始めた沿道の桜を眺めつつ、そのまま終点土浦まで・・・
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これにて、今回の探索は終了。
本当は、土浦周辺も見て回りたかったのですが、筑波山登山で体力を使い果たしてしまい断念。
つくばりんりんロードは走りやすく、景色もいいので、また来てみようと思います。
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ゲーム画像引用元:『片恋いの月』
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