今回の舞台は、老舗のRuneから2007年に発売された『Purely 〜その狭い青空を見上げて〜』です。
Ducaさんの歌うテーマ曲「Aozora」とむにゅう氏の美麗なCGに惹かれて購入しました。
音楽・CGは、間違いなく2007年の中でもトップクラスの出来だと思います。
シナリオの出来も悪くなかった・・・。いろいろ言いたいことはありますが。
感想はページの下のほうに。
さて、本編の舞台のモデルは、伊豆半島は修善寺温泉郷です。
作中でも、主人公がアクセスの悪さを嘆いていましたが、
修善寺温泉も駅から結構離れているので、ちょっとばかり行くのが面倒です。
なので、今回は折りたたみ自転車を携行して行ってきました。
AM5時 西船橋出発 → AM9時 修善寺駅着。鈍行だと結構かかるね。
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雲ひとつない素晴らしい秋晴れ!良い絵が撮れそうです。
さっそく、温泉郷のメインストリートから。
修善寺駅から自転車で20分ほど(なだらかな坂が続くので少し大変)行くと・・・
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朱の欄干が印象的な温泉郷のメインストリートに到着。
ゲーム中でも通学路として頻繁に出てきました。
ただ、紅葉シーズンのせいか、車がひっきりなしに通るのでかなり危ない場所です。
主な交通手段が車になってしまうので、仕方がないのかもしれませんが。
さて、温泉郷を通り過ぎて、滝下橋より竹林の小径に入るところが・・・
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通学路その2です。
写真では見えませんが、柵の向こうは桂川が流れており、落ち着いたいい雰囲気です。
そのまま竹林の小径を通って温泉街の中心へ戻ると・・・
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恋鳥のアパートへの道ですね。ただ、ちょっと自信なし。
発売後から2年以上経過し、多少手が加えられているようですが、ほぼそのままです。
うむむ、光加減が難しい。。。
さて、少し駅方面に戻ると・・・
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日枝神社ですね。参考画像は夜バージョンですが^^
右手に建物があるのでこれ以上引いて撮るのは無理。残念。
ゲーム内では、お祭で主人公が悠に背中を押されて愛歌に告白しようとした場所ですね。
へたれ力を発動して、見事な逃げを披露しますが・・・
その後は、ひょっとこのお面を契機に、大和を含めた三角関係で・・・
という展開になるのかなと思いましたが、あまりもつれることなく進み、
愛歌の母親にも背中押されて、ようやく気持ちに素直になって・・・
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愛歌へ告白した場所ですね。
ベースは修善寺。ゲームで使用されている画像は、建物が日枝神社に置き換えたような感じになっています。
もう少し引いて撮りたいところですが、門があるのでこれ以上は無理。残念。
ここで修善寺温泉街での調査は終了。
今度は136号線で南へ向かいます。
自転車で30分くらい行くと・・・
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愛歌ルートで重要なキーになった滝ですね。
モデルかどうかは自信がないですが、修善寺近傍で似たような滝がないので、
おそらくここ旭滝だと思われます。
ちなみに全景はこんな↓感じ。
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一応、この辺りでは主要な観光スポットのはずですが、
温泉街から微妙に離れているせいか、訪れる人は少なめなようです。
今回の舞台探訪は以上です。
天気も良かったし、まぁまぁの成果だったかな。
あとは、余った時間で周辺を徘徊してきました。
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◇狩野川公園から城山を望む◇
修善寺駅から、狩野川沿いに北へ自転車で30分ほど。
紅葉シーズンも中盤。まだら模様が何とも風流です。
右手の城山はロッククライミングでは結構有名だそうです。(この日も何人か登ってました)
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◇城山山頂より◇
つい出来心で登った城山。
右手前の山を越えた辺りが修善寺駅、さらに右奥へ行くと修善寺温泉郷になります。
山間にあるのがイメージできるかと思います。
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ゲーム画像引用元:『Purely 〜その狭い青空を見上げて〜』
このホームページでは一部、Runeの画像素材を使用しています。
また、これらの素材を他へ転載することを禁じます。
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ゲーム感想
〜イントロ・あらすじ〜〜〜
舞台は山間の温泉郷・星河原。
老舗の温泉旅館の跡取り息子・優哉は、温泉郷の行く末を案じていた。
そんな折り、なりゆきで廃部寸前の「温泉部」に入ることになる。
そして迎える温泉郷の一大イベント・星河原祭り。
部活を通じて、祭りを、そして温泉郷を盛り立てる作戦を考えるのだが・・・
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タイトルも『purely』。ジャンルも『純粋混じりっけなし源泉100%ADV』を自称するとおり、
純粋な思いをつづった物語になっています。
お気に入りは、愛歌と悠ルート。追憶編も熱い展開でなかなか素晴らしい出来だったと思います。
特に良かったところをピックアップすると、
◎音楽
BGM・ED曲は安瀬聖さん担当。これは文句なし。
落ち着いた曲調が温泉郷ともイメージがぴったりでした。
オススメは最終ED曲の『happiness』。途中で挫折しそうになっても、とりあえず最後まで頑張ってプレイしましょう。
これを聞くためだけでも価値があります。
◎CG
むにゅう氏のたれ目キャラが良い。すごく癒されます。
原画の雰囲気に合わせて塗りもやや淡い感じに仕上げてるあたり、さすが老舗ですね。
そんな、CG良し・音楽良し・シナリオも悪くなかった本作ですが、今ひとつ評価がパッとしないのは、
△作り込みが不十分
これに尽きると思います。
ADVゲームの肝は、プレイヤーをどれだけ物語に引き込めるかにかかっていると思いますが、
本作では残念ながら、あちこちで、話の整合性が取れていなかったり、場面のぶつ切り感があるせいで、
物語に入り込むのを阻害しています。
実際にプレイしてみないと、この感覚は分かりませんが、
せっかくここまで良いものができているのに、本当にもったいないと思いました。
あとは、秋香さんは何とか救済して欲しかったなぁ。
絶対3Pあると信じてたのに・・・
ゲームの詳細は↓のOHPで(18歳未満はだめですよ!)
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